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ヴェルレーヌ、ランボー、ボードレールの人気に関して  「ヴェルレーヌ詩集」堀口大學訳 新潮文庫  [ルコ的読書]

フランスの詩人として日本でも伝統的に人気が高いのがランボー、ボードレール、コクトー、アポリネール、そしてヴェルレーヌあたりか。
まあ新潮文庫で出ている詩人はある程度の人気があると単純に考えることもできるが。
ヴェルレーヌと同時代の詩人としてランボー、ボードレールというのは不動のカリスマ性を誇っているが、ヴェルレーヌがそれほどでもないのは、そのいささか感情過多の作風、そんな感情に敗退してしまったと見える彼の人生、しかしそれだけではなく、残っている写真でもよく分かる彼の「醜男ぶり」も影響しているのではないだろうか。
ランボーやボードレールの写真はカッコいいのである。
ズバリ言って、アーティストの人気もその容姿に左右されるのは、日本における太宰治を見てもよく分かる。
本当は「作品のみ」を評価すべきだけれど、人間の感情はそれほどパーフェクトではないというところか。

3回に渡って紹介しているヴェルレーヌの「夕ぐれの時」の2回目。
短いけれどとても分かりやすく、しかも凝縮しきった美しさがある。


水草は花冠をとざし、
痩せて立つ姿よせ合い
ポプラ並木は遠くに浮び、
藪かげに蛍とび、

   「ヴェルレーヌ詩集」堀口大學訳 新潮文庫
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コメント 4

moz

ヴェルレーヌ、良いですよね。
訳もいいなぁ~。また、読み返したくなりました。
by moz (2010-02-27 09:20) 

cjlewis

こんな美しいものを生み出す人は容姿もさぞかし美しいに違いない、いやそうあって欲しいと思うのは、人の常。
スポーツ選手だって、そういうところがありますよね。。。
ヴェルレーヌが感情過多なのは、感情を表に出すことへのコンプレックスみたいなもんもあったのかなあ、とか思ってしまったりします。
醜男ゆえの哀しさ、それが、こんな透明感のある詩となってあふれ出したのかなあ、そんな気もします。
by cjlewis (2010-02-27 11:57) 

末尾ルコ(アルベール)

moz様

好きな詩集はいつも手元に置いていたらいいかもしれませんね。

                              RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2010-02-27 12:25) 

末尾ルコ(アルベール)

cjlewis様

醜男でもほとんど苦にしない人もいるようですが、ヴェルレーヌはどうやらそうではなかったようですね。
もちろん「作品だけ」を評価するのが正当ですが、なかなか人間そこまで「立派」にはなれないようです。そこが人間のおもしろい部分でもありますが。
作品と容姿のギャップは、画家のクリムトなんかもかなりですよね。

                             RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2010-02-27 12:48) 

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