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●『日本名曲アルバム』で、山田姉妹、「ひこうき雲」を歌う~華の透明な羽衣ヴォイスと麗の憑依的歌唱、そして1973年のヒット曲。 [「言葉」による革命]

●『日本名曲アルバム』で、山田姉妹、「ひこうき雲」を歌う~華の透明な羽衣ヴォイスと麗の憑依的歌唱、そして1973年のヒット曲。

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

わたしは荒井由実、あるいは松任谷由実の熱心な鑑賞者であった例はないけれど、一時期纏めて聴いていたことはある。
とは言っても、それはベスト盤的な内容だったので、正しく「熱心な鑑賞者ではない」に当たる聴き方だったのだが。
荒井由実(松任谷由実)と中島みゆきが日本のポピュラー音楽史上において別格的な才能であり続けているのも十分理解しているけれど、個人的に彼女たちの歌が「心の芯の部分まで届いた」感覚を持ったことはないのである。
そのような中でわたしがユーミンの曲の中で一曲選ぶとすれば、

「守ってあげたい」となる。

美しいメロディが一秒も無駄なく、しかも変化しながら畳み掛けてくる構成で、歌詞は悲愴感を伴うまでの他愛感覚に満ちた内容であり、しかし「ユーミンの悲愴感」はその辺の表現者が見苦しく吐露してしまう「チープな悲愴感」とは万光年の差異がある。

いずれ山田姉妹にも「守ってあげたい」を歌ってほしいものだが、今回は

「ひこうき雲」である。

「ひこうき雲」はもちろん知っていたが、この曲を熱心に聴き込んだ経験はなく、そんなわたしにも(「ひこうき雲」とはこんな凄い歌だったのか)と気づかせてくれるだけでも、山田姉妹の存在は素晴らしいのである。
もちろん山田姉妹は、「気づかせてくれるだけ」ではないのだが。

今回の山田姉妹の「ひこうき雲」歌唱、ますます冴えわたる華(姉)の透明な羽衣の如きハイトーン、いつもに増して何かに憑かれたかのような目で歌詞の重要部分を歌い上げる麗(妹)・・・もちろんどんな音楽でも「聴き手の心」がどのように動くかは各々の感覚に委ねられているのだけれど、わたしの場合、現在は「山田姉妹の歌を聴いている時間、別世界に行かせてもらえる」だ。

ところで「ひこうき雲」が発表された1973年のシングルチャートトップ10を見てみると、

1 宮史郎とぴんからトリオ「女のみち」
2 宮史郎とぴんからトリオ「女のねがい」
3 GARO「学生街の喫茶店」
4 ちあきなおみ「喝采」
5 沢田研二「危険なふたり」
6 かぐや姫「神田川」
7 チューリップ「心の旅」
8 天地真理「恋する夏の日」
9 天地真理「若葉のささやき」
10 浅田美代子「赤い風船」

ぴんからトリオがここまで売れていたとは。
実はわたしの中で、殿様キングスとかぶっていたのだが、最近明確に区別できるようになった(笑)。

・・・
11月10日にアップの、山田姉妹オフィシャルブログ記事です。ぜひご覧ください!

 ↓
https://ameblo.jp/karei1224/entry-12327288141.html




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いっぷく

松任谷由実ですと、私もものすごく熱心なファンというわけではないのですが、どれか一曲というのはなかなかむずかしいですね。
「やさしさに包まれたなら」が不二家のCMに使われて、印象に残ってますね。「あの日に帰りたい」「卒業写真」、あと「中央フリーウェイ」はやっぱりハイファイセットの方に軍配を上げてしまうかな。
女一人に男が4人だったチェリッシュもそうですが、大川、山本夫妻の関係をいろいろ想像するとドキドキしてしまう思春期でしたね(笑)

山田姉妹オフィシャルブログ記事読みました。
私が子供の頃、正座して歌を聴いていた由紀さおりがいますね。
阿佐ヶ谷姉妹は場違いというか、フリッツ・フォン・エリックとワルドー・フォン・エリックのようなビジネスシスターズだと思うのですが(笑)

>トークも緊張するんですよね…

トークはイケてましたか。
今はそういうのができないとなかなかメディアで使ってくれないので、歌手も大変ですよね。

>「あなた」を歌わせていただきました

「あなた」というのは、小坂明子のですか。
「ひこうき雲」と「あなた」そのB面の「青春の愛」
これらは共通項がありますね。
モデルは亡くなっているらしい、こと。
でも悲しみのセリフを並べて暗くなるのではなく、理解や爽やかさすら表現していること。
今は火葬場のBGMに使うところもありますが、歌うとなるとなかなか難しい歌ですね。

ツイッターも確認しました。「ガチガチに緊張」の後の絵文字がおもしろいですね。絵文字はずいぶんバリエーションがありますが、これはオリジナル手作りなんでしょうか。SNSはこういうアクセントが大事なんですが、私は頭が固くて顔文字がうまく使えないもので、これは見習わなければ。
旧新橋停車場コンサートのツイートでは、ちゃんと最後に「シュッポッポー!」で締めてますね。ツイート慣れてきましたね。フォローしてみようかな。
六ヶ所村の寿司は20カンですから一人10カン。トロとウニとホタテとハマチ系が入っているので女性としてはしっかり食べてますね。中村雅俊がデビューした頃の32カンはちと食べ過ぎですね。

ぴんからトリオというと、昭和だなあという気がします。
あんなうさんくさい顔した男のハスキー声が、テレビやラジオや有線放送で流れまくったのですから、おまけに、売れたら金で揉めて仲間割れするし、宮兄弟に追い出された作曲担当の並木ひろしが新しい2人とトリオを組んだ名前が、タッグマッチなどというプロレスのような名前で、ぴんからトリオは作曲でもっていたといわれたのに、タッグマッチのほうが先に消えてしまったしで、まあ面白い人たちでしたね。ああ、明日並木ひろしの命日なんですね。
by いっぷく (2017-11-12 02:30) 

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