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●なんだかんだで感動的シーンも多かった2018年米アカデミー賞と、「死ぬほど退屈な日本の(多くの)セレモニー」について。 [「言葉」による革命]

●なんだかんだで感動的シーンも多かった2018年米アカデミー賞と、「死ぬほど退屈な日本の(多くの)セレモニー」について。

末尾ルコ「映画と日本文化論の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

2018年米アカデミー賞で最も驚いたのが、

作品賞発表のプレゼンターが、

ウォーレン・ベイティと
フェイ・ダナウエィだったことだ。

映画ファンならばすぐお分かりだろうが、この二人は前年の作品賞プレゼンターとしても登場し、「歴史的誤発表」をしてしまったコンビである。
そう。前年の作品賞は結局『ムーンライト』だったのだが、『ラ・ラ・ランド』と発表してしまったわけだ。
結局これはウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウエィのミスではなく、「間違った封筒を渡されてしまった」ことが原因だったのだけれど、生中継を観ていたわたしは、(何やってんだ、ウォーレン・ベイティは!)とまず感じた。
ふざけたのか、あるいは少しおボケになってしまったのかと・・・特にわたしは『ラ・ラ・ランド』を応援していただけに、(こんなことがあっていいのか!)と、それこそSF映画でも観ているような不条理感を味わったものである。

そのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウエィを翌年また作品賞プレゼンターとして登壇させるとは、「アカデミー賞、やはり凄い!」とあらためて感じた。

今年のオスカーはノミネート作品や俳優たちの顔ぶれが比較的地味だなと思っていたけれど、観ればやはりいくつもの素晴らしいシーンに出合うものである。

2018オスカーの話は今後も続けるが、別に比べるわけではないけれど、2018年日本アカデミー賞についてまた触れてみよう。
いや、決して米アカデミー賞と比べてはいけません。
米アカデミー賞は、「受賞セレモニー」としては、常に「世界最高峰」であり、音楽の世界で最高峰とされるグラミー賞と比べっても、その社会的インパクトや盛り上がりは圧倒している。

で、ぜんぜん比べるわけではないが(笑)、日本アカデミー賞なのだけれど、なんだかんだで続けてきただけの「権威・価値」はできてきているのは明らかなのだが、何とも言えない会場の「寒い雰囲気」ね、これはどうにかならないかなあと。
セレモニー中、たま~に「笑い」が起こることもあるが、その基調は「しら~~~っ」として雰囲気である。
受賞者の中にはジョークの一つも飛ばしたい人もいるだろうに、受賞スピーチでとてもギャグなど言える雰囲気はない(たま~に言う人もいるけれど)。

しかしこれって、日本アカデミー賞だけでなく、日本の津々浦々にまで国民性として浸透しているのではないか、「寒過ぎるセレモニー」というものが。
だからわたしはいかなるセレモニーも出席を躊躇するのである。
とにかく「死ぬほど退屈な時間」であることが多いわけだから。
例えば甥の結婚式に当時の高知県副知事が来ていて、その10分前後のスピーチを、「3時間以上の砂を噛むような時間」に感じてしまったなんてこともあったなあ、と。


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いっぷく

フェイ・ダナウェイ、いい感じで老けましたね。
お祭りを楽しむということが日本人は苦手みたいですね。しめやかなことが真面目で価値があるという考え方なんでしょうね。でも私も、気の利いたジョークや場を和ませる振る舞いなどをいつも自然にできるかと言ったら、できないので、私もやはり日本人ですね。
デイリースポーツのプロレス記者だった石川雅清が、ヒロ・マツダを全く評価していなくて、アメリカナイズでオーバーアクションだから「日本人受けするファイトじゃなかった」というのですが、そうかなあと。むしろアメリカ生活が長いわりには地味でしたけどね、リングシューズも履かないで。馬場とブラジルなんて、大男が派手に倒れるから豪快で面白いのに。あれで日本人受けするファイトではないとなると、やはり日本はアントニオ猪木のプロレスなんでしょうね。石川雅清は猪木番記者でしたしね。
https://twitter.com/osano2/status/780219721664700416
↑でもこの東京プロレスのポスターは、なんとも懐かしいと言うか、日本プロレスともひと味違う雰囲気が出ていていいなあと思います。
ディーン樋口は、名前の順番が豊登より上の二番手になっていますが、猪木が世話になったからでしょうね。でも私は個人的にはお気に入りで、ハワイアンの日系人らしい明るさが感じられて、もっと日本にくればいいのにと思ったレスラーです。天龍の面倒なども見たようですが、次に来たのが国際プロレスの日本リーグ争覇戦のときですから、もうだいぶ年取ってました。
ジョニー・バレンタインとか、サニー・マイヤースとか、渋い面々です。ジョニー・パワーズも来てたんですね。
GスピリッツVol.41はまだ読んでいませんが、いつか読みたいという楽しみがひとつふえました。

曙は、現役時代は真面目に相撲をとっていると思いましたが、外国人を横綱にするということについていろいろいわれ、相原勇のことでは一方的に悪者になリ、ちょっと気の毒な面もありましたね。親方をやめたのも、高見山や相撲協会の体質と合わなかったようですし、wikiを見ると、大学中退もバスケットのコーチと対立したからとか。貴乃花親方とはタイプは違いますが、上手に世渡りできない生き辛い人なのかもしれません。
by いっぷく (2018-03-11 03:12) 

hana2018

ウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウエィを翌年また作品賞プレゼンターとして登壇させるとは・・・・まさに粋な計らいでした。間違えたのは当然、二人ではない。それでもジョークで前年の失態をかわす、二人ともサスガの貫録を漂わせていた事でしょう。
プレゼンターとして松葉づえ姿で登場したジョディ・フォスターにしても「メリル・ストリープにやられた(彼女くらいの大物、大ベテランなら大丈夫)」ジョークとなると踏んだのか?
次に「(トーニャ・ ハーディングの伝記映画)「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」に引っ掛けて、トーニャにやられたの」・・・と日本人でも知るエピソードを持ち出すなど、気が効いていました。
視聴者を楽しませるエンターティメント性に優れた演出、ふざけ過ぎない会話・・・と、日本はまだまだと言わざるを得ませんね。
by hana2018 (2018-03-11 15:16) 

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