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●映画『ジャングル・ブック』の「CG満載映像」はよかったが、『エクソダス 神と王』は失敗していたというお話。 [「言葉」による革命]

●映画『ジャングル・ブック』の「CG満載映像」はよかったが、『エクソダス 神と王』は失敗していたというお話。

末尾ルコ「映画の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

「CG満載映画」についてもう少しお話を進めれば、「CGがとても残念だった作品」の筆頭として頭に浮かぶのが、リドリー・スコット監督の『エクソダス 神と王』だ。
「とても残念だった」というのは「とても期待していて」という意味を含んでおり、『ワイルド・スピード』や『トランスフォーマー』には何も期待していないので「残念」とも感じないのだけれど、『グラディエーター』で見事に本物の肉体とCGをコラボして生かし切ったリドリー・スコットの史劇なので大いに期待したのだが、見せ場のシーンになればなるほどCGが空回りしてしまい、特にクライマックスの断崖における追跡シーンは作品の中にまったく入れなくなるほど空虚な映像となってしまっていた。

『ゼロ・グラビティ』に関していえば、上映時間の間中心に映し出され続けるサンドラ・ブロックのリアルな肉体と顔が完璧なまでに共鳴し合い、増幅していたのであり、主人公が少年である『ジャングル・ブック』はそういうわけにはいかないのだけれど、多くの「現実の動物たち」を敢えてCGで再現することで、わたしたちの精神の底にある野生に対するノスタルジーを擽ってくれる効果を有する出来となっている。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年8月10日 [愛の景色]

いやホント、
この夏は痛いのである
とても痛くなって
4日目にはなる
が、
愛は痛いと悟るべきか

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「世界のスーパースター候補、大坂なおみと日本語と日本人」その1。2017年8月10日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「世界のスーパースター候補、大坂なおみと日本語と日本人」その1。

末尾ルコ「テニスで知性と感性を鍛えるレッスン」

テニスの大坂なおみがどんどん存在感を大きくしている。
とても頼もしいことだ。
男子テニスの錦織圭に加え、女子テニスで大坂なおみ。
日本は「本物の世界のスポーツスター」を二人擁することになる。
オリンピックの金メダルで国内は大騒ぎするが、ほとんどのオリンピック競技のメダリストは「ローカルスター」である。
陸上のボルトとか水泳のフェルプスくらいになれば話は別だが、普通「誰が金メダルを獲った、銀メダルを獲った」などという話は、その選手が属する国でしか知られない。(当該競技に特別に興味を持っている人はある程度知るだろうが、ごくごく少数派だ)
例えば日本のお家芸である柔道でさえも、どれだけの日本人が、「日本人以外のメダリストの名前」を知っているだろうか。
そこへいくと、テニスはまったく違う。
テニスのランキング上位選手。
グランドスラム優勝者などは、正しく「世界のスター」である。
そして大坂なおみは錦織圭と並び、その仲間に加わる可能性が極めて高い選手なのだ。
その大坂なおみを、日本人は、日本はどう遇していくか。(つづく)

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●映画『ジャングル・ブック』のCG動物がよかったものだから、「CG満載映画」の是非についてプチに語ってみる。 [「言葉」による革命]

●映画『ジャングル・ブック』のCG動物がよかったものだから、「CG満載映画」の是非についてプチに語ってみる。

末尾ルコ「映画の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

映画『ジャングル・ブック』は主人公の子ども以外の出演はすべてCGの動物であって、わたしが「CG映像満載」の映画を好んでないことはちょいちょい書いているけれど、中にはとてもよくできている作品もあり、『ジャングル・ブック』は間違いなくその一つだと思う。
ちなみに「CG満載で凄い作品」の代表的な作品が『ゼロ・グラビティ』であり、この映画の場合、「映画館で観なくてどうする!さあさあさあ!!!!」と怒鳴りながら街を駆け回りたくなるほどの圧倒的映像体験だった・・・ということは鑑賞した方であればどなたも理解できると思う。
逆に個人的に、(もういいっス・・・)となってしまうのがスーパーヒーロー物や『ワイルド・スピード』、あるいは『トランスフォーマー』などであり、何と言うか、際限なく溢れかえるCG映像のシーンが来ると、(もう続きは観なくていいや)という気分になる。


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●UFC214ダニエル・コーミエVSジョン・ジョーンズ~泣いたコーミエと明暗が曖昧になったプロレスとの関係。 [「言葉」による革命]

●UFC214ダニエル・コーミエVSジョン・ジョーンズ~泣いたコーミエと明暗が曖昧になったプロレスとの関係。

末尾ルコ「格闘技とプロレスの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

UFC214で実現したライトヘビー級タイトルマッチはダニエル・コーミエVSジョン・ジョーンズだけれど、長いブランク明けのジョン・ジョーンズだけに今回はコーミエ有利かと思いきや、何と3RジョーンズのKO勝ち。
2Rまではどちらかと言えばコーミエが前へ出ていて、それでもジョーンズの長いリーチと長い脚は実に大きな障害となっているなあとは感じていたが、3Rにジョーンズの左ハイがコーミエの右側頭部近くにヒットすると、そこからは一気に強烈なパウンドで決着。
あの岩のように頑丈なコーミエが試合後、しばらく動けないほどのダメージを喰っている姿は衝撃的でさえあった。
さらにコーミエは立ち上がっても、通常は勝者と敗者がレフェリーを挟んで揃って行う「勝ち名乗り」のセレモニーを拒否。
かなり厳格な段取りを持って行われるUFCの歴史の中でも極めて珍しい光景だった。
判定に不服とか、そういったことではなく、自らがこのような惨敗を喫したことを瞬間的に受け入れることができず、パニックになっていたような状態だったのだと、わたしは感じた。
その後、ジョン・ジョーンズがいきなり「できた人間」のようなことを言い出したのには失笑しかかったが、試合結果について理解し、泣いているコーミエに対して励ましの言葉を贈り、その頭を抱き締めた姿には心地よかった。
その後インタヴュアーのジョン・ローガンは、「KO負けしたファイターの話を試合後に聞くのは不適切」としながらもコーミエのインタヴューを敢行。
まだ涙を流しながら、「一体どうしてこうなったのか分からない」と言い、「2回やって、2回とも負けたんだから、ライバルと言っていいかも分からない」と「傷心」という言葉でさえ表現できかねる深い精神的傷を吐露した。

わたしは残酷ではあるけれど、このように「勝敗の明暗」が強烈に分かれる試合が好きだ。
ジョン・ジョーンズについては(ここまで強いのか)という驚きがあったけれど、ジョーンズ以外の相手に対しては戦車の如き強さを発揮していた怪物的なコーミエの、あまりに人間的な涙は、今まで格闘技を観続けてきたなかでも、大きな記憶の一つとして残るものだと思う。

プロレスは一般格闘技とは違うのであって、純粋に勝敗を追いかけるものではないが、それでも何らかの「明確な勝敗」が見えてくる試合こそ、後々まで記憶に残っていく。
試合タイプは異なれども、力道山VS木村政彦、アントニオ猪木VS大木金太郎、あるいは試合としては引き分け判定で、近年になって「とてつもない試合だった」と評価はうなぎ登りであるとは言え、アントニオ猪木VSモハメッド・アリの試合直後は、「絶対に挽回できるはずがないほど巨大な」猪木の世の中に対する大敗退だった。
その逆に極めて白けるのが、例えば橋本真也が大仁田厚と対戦した直後に、「もういっちょう」とか言っていたような、そんな「会社の方針最優先」のメンタリティをがあからさまな発言だ。
そう、あの頃からプロレスは「明暗」や「濃淡」が非常に曖昧になっていたのである。(例外的な試合はまだたまにあったけれど)


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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、領略」篇。2017年8月10日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、領略」篇。

「猫、領略」

高知市薊野にある


領略せよと
ベルナデットは言った
領略せよ、と

高知市薊野にある


・・・・・・

ぼくの素敵なネコのことを
深く深く理解する
ぼくの人生の大切な務めだ!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

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