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●あまりに「美しい顔」『傷だらけの栄光』のポール・ニューマン。 [「言葉」による革命]

●あまりに「美しい顔」『傷だらけの栄光』のポール・ニューマン。

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

『傷だらけの栄光』のポール・ニューマンが美しいのである。
伝説的ボクサー ロッキー・グラジアーノの人生に基づいたこの映画は、それは確かに1956年のハリウッド映画だから、それは人生や人間を単純化している要素は多分にありはする。
しかしそんな表現の中に、「美」や「真実」が生まれ出ることもあるのだ。
『傷だらけの栄光』はあまりに痛快なテンポで展開し、しかもどこからどこまでもポール・ニューマンが美しい。
ミケランジェロが創造した彫刻のようなその完璧な顔を眺めているだけで、「美」に関しては至福の時間を過ごせる。

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●山田姉妹へのメッセージ「ヴァイオリン」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「ヴァイオリン」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

(山田姉妹、6月1日に武道館の『3大ヴァイオリニストコンサート 2018』を鑑賞です)

ニャニャニャ(←まだ猫 笑)、とても愉しまれたようで、何よりです♪古澤巌さんのCDは何枚か持っております。そう言えば、わたしが持っているクラシックCDはヴァイオリニストさんのものが多いです。心を搔き乱されるような快感がありますよね、ヴァイオリンには。それにしても武道館とは素晴らしいです!RUKO

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●シリーズ化決定か?末尾ルコによる「おもしろい」論と、その観点による「映画勝負」~『フリー・ファイヤー』VS『釣りバカ日誌 5』。 [「言葉」による革命]

●シリーズ化決定か?末尾ルコによる「おもしろい」論と、その観点による「映画勝負」~『フリー・ファイヤー』VS『釣りバカ日誌 5』。

末尾ルコ「映画と言語感覚の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」


「おもしろい」という言葉があって、しかしこの言葉も実はとても難しいのである。
「何をおもしろい」と感じるかはひとそれぞれなのであって、しかしそれ以前に、「おもしろい」という言葉で語ろうとする対象自体もひとそれぞれかなり異なっているものなのですね。
例えば「おもしろい」という言葉を狭義に使う場合はだいたい、「可笑しい・笑える」という意味で使いますね。
「あの漫才はおもしろい」とか、そんな感じで。
あるいは、「なかなかのものだ!」という意味で使うこともあります。
プロレスの道場生に対して鬼コーチの山本小鉄が、「こいつはなかなかおもしろいですよ」と言う感じですね。
さらに、「感覚的・知的にエキサイティングである」という場合に「おもしろい!」を使う場合もあります。
「バスキアの画って、おもしろい!」とかいう使い方です。
この使い方は時にスノッブな臭いを漂わせるので要注意です。
わたしが中高時代、ちょっとこんな感じで使っていたという反省もあります。
当時のわたしは、特に映画に関しては、「アート最上位」であって、自分の中で芸術映画と娯楽映画を明確に分けていて、「娯楽映画」とカテゴライズした作品は絶対に「芸術映画」の下に置くという悪癖がありました。
この点についてはまたいろいろな形でお話していきますが、現在はまずわたしの「芸術・アート」という捉え方も当時とはまったく変わっており、とりわけ映画というジャンルにおいては、芸術映画のようで単なる退屈な作品だったり、娯楽映画のはずなのに、部分的にはどう見ても「芸術的」としか言えないクオリティになっているとか、ものごとはそうそう単純ではないことを理解できていると思うのですね。
だから「おもしろい」という言葉はわたしの場合、かなり広い意味で、しかしケースバイケースで焦点を絞りながら使っています。

で、最近観た2本の映画、

『フリー・ファイヤー』はおもしろくなかったし、
『釣りバカ日誌5』はおもしろかったと言えるのです。
もちろん個人的感想ですが。

『フリー・ファイヤー』は「ノンストップ銃撃戦」という触れ込みで嫌な予感はしたけれど、オスカー女優ブリー・ラーソン目当てで鑑賞を始めたが、90分弱の時間がとても長く感じられた。
1970年代の設定だが、舞台は倉庫の中だけ(笑)、「ワンシチュエーション」&「ハイテンション」でひたすら銃撃戦に終始するのだけれど、テンポがずっと同じなのである。
ブリー・ラーソンの出番も少ない!
さらに登場する男優人がだいたい髭のおじさんで、しかも倉庫の暗がりの中での展開ばかりだから暗くて誰が誰かよく分からなくなる!

で、『釣りバカ日誌』の場合は、まずは西田敏行と三國連太郎の定番の掛け合いで(来た来た)感が盛り上がり、なぜか堤防の上に亀とともにいる鯉太郎(西田敏行の息子役の赤ん坊)が落ちるか落ちないかというサイレント時代からの伝統的サスペンス+堤防の斜面をズルズル滑って上がれないというこれまたサイレント時代からの伝統的ギャグパターンで豊かに笑っていられるのです。

というわけで、「おもしろい」という観点の末尾ルコ判定で、

『釣りバカ日誌5』が『フリー・ファイヤー』に、ブレーンバスターからの体固めで勝利!

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