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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画女優演技論」~健さんとも共演させたかったほどの風格、「紙の月」宮沢りえ。2015年2月28日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画女優演技論」~健さんとも共演させたかったほどの風格、「紙の月」宮沢りえ。

映画「紙の月」を観ながら、(ああ、この宮沢りえなら、高倉健と共演しても物凄くおもしろかっただろう)とつくづく思いました。
クオリティの高い映画を主演女優が圧倒的に引っ張る。
余程力がないとできない。
しかも「紙の月」は芸術作品としてもエンターテイメント作品としても成立している、今日び稀有な日本映画です。
「紙の月」では頻繁に宮沢りえの横顔を映すのですが、今まで気づかなかったけど独特の横顔をしている。
それが作品全体にある種の影響をももたらしている。
これから「紙の月」を鑑賞しようという人は、「宮沢りえの横顔」にも注目してください。

「紙の月」はあまり多くの俳優が出てこない映画なんですが、共演者たちもなかなかよかった。
大島優子あたりを効果的に使っているのは吉田大八監督の手腕です。
ご存知のようにわたしは「AKB的な現象」すべてに対して批判的なのですが、「紙の月」のような「使われ方」であれば納得がいく。
共演者の中では特に小林聡美に感心させられました。
その場をさらう存在感。
それでいて常にどこか可笑しいキャラクター。
後半、「宮沢りえとの対決」が大きなクライマックスになるのですが、「今の宮沢りえに相応しい」対戦相手と言えます。
小林聡美、いいですよ~。
それにしても「今」、敢えて舞台を中心に10年間仕事をし、刃を磨いてきた宮沢りえが映画界に帰ってきたことは嬉しいし素晴らしい。
「今の宮沢りえ」、それこそ高倉健と共演しても十分なだけの風格を持っています。

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ねこじたん

紙の月 読んでるんですけど
ハラハラしすぎて すすまないのです…
by ねこじたん (2015-03-02 10:02) 

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