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●ついに『男はつらいよ』第1作鑑賞!寅次郎とさくら禁断の恋?倍賞千恵子とロミー・シュナイダーの共通点~4人体制で高度な洗練へと昇り詰めていく、ROCK IN JAPANのももいろクローバーZ。 [「言葉」による革命]

●ついに『男はつらいよ』第1作鑑賞!寅次郎とさくら禁断の恋?倍賞千恵子とロミー・シュナイダーの共通点~4人体制で高度な洗練へと昇り詰めていく、ROCK IN JAPANのももいろクローバーZ。

末尾ルコ「映画と音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

映画『男はつらいよ』全作品がこの10月からBSテレビ東京で順次放送される。
長きに渡って多くの日本人に愛されてきた、そして今後も長きに渡って愛されていく『男はつらいよ』である。
その第1作をわたしはまだ観てなかった。
そもそもわたしは不届きにも渥美清健在の時期にこのシリーズのために一度も映画館へ足を運んだことがなかったのだ。

渥美清の生涯は、1928年(昭和3年)~ 1996年(平成8年)であり、『男はつらいよ』第1作は1969年公開、渥美清最後の出演となった『男はつらいよ 寅次郎紅の花』は1995年の公開だ。

『男はつらいよ』シリーズの価値が分かり始めてからまださほどの期間が経ってないわたしにとって、その第1作を鑑賞するという行為はまるで神話の世界に分け入るような感覚だった。
そして存分の満足は得られたのである。

まず車寅次郎(渥美清)が晩年の作品と比べるとずっとピカレスクな雰囲気を発散しているのがいい。
久しぶりに故郷へ戻ってきたのだが、隙あらば「おばちゃん」や近所の婦人方に怪しげな健康器具を売り始めるし、妹さくら(倍賞千恵子)の縁談の席(フレンチスタイル 笑)に同行して下ネタ(エロではなく、「便」方面)を連発、さらにこうした席であまり触れるに相応しくない(とされている)やや込み入った生い立ちの話も声高に展開する。
当然縁談は失敗するのだが、このフレンチスタイルの縁談の場でナイフ・フォークを使い慣れない寅さんが手元を狂わせて食べ物をぴゅーんと近くの人に飛ばしてしまうなど古典的とも言えるギャグが嬉しい。
フォーマルなレストランに慣れてない主人公が食べ物をぴゅーんと飛ばしてしまうシーンは『プリティウーマン』のジュリア・ロバーツもやってましたな。
寅次郎の態度に白け切る堅苦しいおじさま、おばさまの中で一人だけ端っこに座っている若い女性にウケていて、その人が少し気になったのだが、こんなちょっとした味付けがおもしろい。
そしてわたしが最も注目したのが、「寅次郎とさくらの禁断の恋心」なのだけれど、「そう」思ってみたら、完全に「そう」としか思えないのがまた愉しい。
子どもの頃に分かれたままだったさくらの成長した姿を初めて見た時の寅次郎の表情、わざわざ縁談の席に同行し、結果的にぶち壊しにするその所業。
何と言っても、若き日の倍賞千恵子が魅力的なものだから(今ももちろん魅力的ですが)、「禁断の恋心」の説得力が増すのである。
そして前々から感じていたのだけれど、若き日の倍賞千恵子、若き日のロミー・シュナイダーにかなり似ているのである。
さすがに欧州史上最高の女優とも目されるロミー・シュナイダーに「匹敵する」とまでは言わないけれど、我が国の大女優との共通点は嬉しい。

・・・

WOWOWで放送したROCK IN JAPANのももいろクローバーZを観たけれど、肩の力の抜けたステージは圧倒的だった。
あれだけの大観衆の前で硬軟自在のパフォーマンスを展開できるのは、初期の道端でのライブから、国立競技場、日産スタジアムなど大規模ライブまで修羅場をくぐりながら昇り詰めたももクロならではの貫禄だ。
そして4人体制になった今、ちょっとした動きにも高度な洗練が生まれている。

次の動画はまだ有安杏果在籍中の5人体制の時期だけれど、既にいろんな意味で「凄いパフォーマンス」の域に達している。

「ももクロ夏のバカ騒ぎ2017 overture~BLAST!」(https://www.youtube.com/watch?v=vUfiXu_7Rm8

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いっぷく

『男はつらいよ』始まりましたか。若大将シリーズと同じで、最初は3作の予定で、それが好評だったから次々作っていったというパターンですね。ですから、最初の3作は密度が濃いですね。
3作目に、仲居役の悠木千帆に写真を見せて、さくらのことを妻と紹介するシーンもありましたね。それで、「いくら可愛くても妹じゃしょうがねえや」とつぶやいていたとおもいます。
マドンナも、テレビドラマと同じで光本幸子と佐藤オリエまでは最初から決定だったと思うのですが(テレビドラマではずっと佐藤オリエが寅次郎のあこがれの人だったのです)、3作目に新珠三千代を持ってきたところが興味深いですね。新珠三千代は社外出演で、出演者の表示にも「東宝」って括弧書きされていました。
当時、松竹では、フランキー堺の「旅行シリーズ」があって、フランキー堺とか伴淳三郎とか三木のり平を東宝から引っこ抜いてきたんですが、『男はつらいよ』も社長シリーズのマダムズ常連だった新珠三千代を使う一方で、ハナ肇の馬鹿シリーズに出ていたメンバーは倍賞千恵子以外は全く使ってないんですね。
東宝喜劇というのは、それだけ影響力があったとともに、馬鹿シリーズとは違うものを作りたいんだなという山田洋次監督の考えを知ることができました。人によっては、馬鹿シリーズが男はつらいよのプロトタイプのような見方をする人がいますが、やっぱり渥美清とハナ肇では格が違うかなと思いますし、馬鹿シリーズとは違うものだとおもいます。
倍賞千恵子は、並行して「旅行シリーズ」ではフランキー堺の恋人、もしくは妻を演じていて、こっちはもっとコミカルですね。そういう意味では、たしかにさくらは『男はつらいよ』では真のマドンナなのかもしれません。
ああそういえば「旅行シリーズ」の1作目のマドンナも新珠三千代でした。新珠三千代は喜劇のヒロイン向きなんですかね。

>「テリー・ファンクファンになった→白人男好きになった→当然結婚に失敗した→カルト宗教に走った」

テリー・ファンクは罪深いですね、実に罪深い(笑)
カルト宗教と言えば、ツボや清涼飲料水を売るあの団体の女の人が飛び込みでやってきて、印鑑を売りつけようとしました。星野知子に似てる人で、本人もそれを自認していたので、「男と女として付き合ってくれるのなら検討しよう」と言ったら彼女それを持ち帰り、次の日、男の上司と一緒に来ました(笑)
私の字画だと飛行機が落ちるとかいってましたね。でも日航機の事故からそんなに日がたっていなくて、しばらく飛行機に乗れませんでした。ひどい人たちです。
でも、すでに亡くなっている父親の字画を尋ねたら、病気しながらも長生きするという話だったので、つまり亡くなっていることを当てられなかったので、まあいい加減なもんだなとおもいました。
by いっぷく (2018-10-09 04:50) 

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