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●『まんぷく』で世の中から大好評の松坂慶子が「引退」を翻意した理由とは? [「言葉」による革命]

●『まんぷく』で世の中から大好評の松坂慶子が「引退」を翻意した理由とは?

末尾ルコ「映画と女優論で、知性と感性を磨くレッスン」


NHK朝ドラマ『まんぷく』で松坂慶子が評判だが、松坂慶子だから評判になって当然であって、それ以前に安藤サクラと松坂慶子の共演とか、そんな贅沢なものを朝から無料で(受信料を支払っているとはいえ)観られる幸運を視聴者は寿ぐべきである。
本当はこの二人なら映画で女バディ物でもやってほしいくらいなのであるし、まあわたしは『まんぷく』もちらちら見る程度であるというのは、結局大河も朝ドラもきれい事で人間性を片付けてしまい、しかも随所に益体もないほのぼのをツッコむものだから、わたしとしてはとてつもなく居心地の悪い、身の置き所のない、いたたまれない気分になるのだ。
民放の時代劇(←現在はほぼ消滅しているが)にもほのぼのシーンは挿入されたが、それらはほとんど完全なフィクションドラマだったからいいのであって、大河ドラマは基本的に史実とされているから、例えば黒田官兵衛の家庭で毎週のようにほのぼのシーンが出てくると、(気色ワルっ!)と感じるのは致し方ない。

というわけで、松坂慶子のお話に戻ると、言うまでもなく、80年代の日本を代表する女優であり、日本を代表する美女のイメージをも欲しいままにしていた。
『蒲田行進曲』を絶頂として、メジャーな映画への出演が続き、1981年、1982年と連続で日本アカデミー賞主演女優賞を獲得。
こうした松坂慶子のの活躍と受賞は、日本アカデミー賞の権威を上げたとさえ感じたものだった。
この時期の松坂慶子ほど、日本映画黄金期を過ぎてからの女優として圧倒的なオーラ、問答無用の実績と美貌を誇示していた人はまず見当たらない。
その後も1990年の『死の棘』で、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、キネマ旬報主演女優賞、毎日映画コンクール主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、報知映画賞主演女優賞、日刊スポーツ映画大賞主演女優賞を受賞と、こりゃあ凄いわ、ここまで総なめにするのは。

そして時は過ぎ、ある日(笑)、いつだったかは定かではないが、ずいぶんとぽっちゃりとした松坂慶子をテレビで発見した時は驚いた。
(え?この人、松坂慶子??)
80年代の松坂慶子を、そして「愛の水中花」大ヒット中の艶姿を知っている者にとってはちょっとした衝撃だった。
そりゃあ人間太りもするよ・・・というのは分かっているけれど、「あの松坂慶子」である。
しかもたまたまつけていたバラエティ番組で社交ダンスなんぞを披露していたりする。
(なぜ松坂慶子がこんな番組に・・・)とトキの移り変わりに諸行無常を感じたものだった。
しかしいつしかそんな松坂慶子の姿が滋味と慈愛に溢れるものに感じれてきたのであって、だから『まんぷく』の世間的な大好評も当然だと感じるのである。
2015年あたりに一時は「引退」も考えたという松坂慶子だけれど、憧れのチェン・カイコー監督の『空海KU―KAI 美しき王妃の謎』にオファーされたことで引退を翻意したという。
 ↓
https://www.hochi.co.jp/entertainment/20171219-OHT1T50253.html

つまり今多くの日本人が『まんぷく』の松坂慶子を愉しめるのはかなりの部分、チェン・カイコー監督のおかげであるとも言えるわけだ。

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コメント 3

いっぷく

ちょっと生活のサイクルがかわり、以前はチラチラっと見ていたNHK朝ドラマは、今クールについては誰が出ているのかもわからず、全く見ていませんでした。そうでしたか、松坂慶子が出ていましたか。
松坂慶子が引退を考えたのは、きっと「親離れ」はそれしかない、という決意だったのではないでしょうか。子役スタートも父母どちらかわかりませんが、親が決めたことだそうですし、それ以来懸命に仕事をしてきたけれど、いつも両親(たぶん)とくに父親のほうが、いつも松坂慶子には負担だったように思います。
十朱幸代と16年交際して、結婚したら1年で別れた小坂一也は、松坂慶子との関係が取り沙汰されました。松坂慶子も結婚したかったように思いますが、そこで邪魔をしたのが、ワイドショーで後頭部を見せるのが得意な父親だったのでしょう。ひとつは、松坂慶子には働いてもらわなければならない、一族を養いなさいということだったと思います。それは今の夫が稼いでいないことで大反対したことでもわかりますね。
あとは、島田陽子の父親がそうだったらしいですが、同胞との結婚を望んだのかもしれません。しかし、松坂慶子の父親だって日本人と結婚しているわけですから、娘にだけそれを求めていたとしたら、それはちょっと説得力がないなあと思います。
急に太ったのは、やはり親離れしてふっきれたというのがあるのかなと思いました。しかし、あの体で50過ぎてヘアヌードを発表したのはがんばりましたね。
吉永小百合も、恋多き女だったようですが、渡哲也との結婚を父親に反対されるだけでなく、「忍ぶ糸」のヒロインも妨害されて栗原小巻にとられてしまうなど、「親離れ」はずいぶん苦労したようですね。もっとも吉永小百合は、かなり年上の岡田太郎と結婚しているので、その「好み」からすると、吉永小百合自身に「親離れ」できない弱さがあったのかもしれません。

>まったく別の男性芸人を頭に浮かべてました。

キンタローという名の男性芸人ですか。私は金村キンタローぐらいしか思い浮かびません(笑)
出てきた頃は、プロレスの基礎も身につけてないやつがリングに上って、それを週プロがカラーページで取り上げることに疑問がありましたが、インディーで年収1500万円までもっていったのはすごいですね。それだけ金を出すということは、金村で客が入ったということですから、プロレスラーとして認めざるを得ないのかなと。
もっとも、デスマッチがすごすぎて、今は腰と膝がガタガタで杖をついて歩いているそうなので、第二の人生もむずかしいようです。
by いっぷく (2018-12-08 05:17) 

hana2018

子供のころから仕事を続けてたら、時には引退を考える。しかし「さらば、わが愛 覇王別姫」でカンヌ国際映画祭パルム・ドールなど、中国映画の巨匠チェン・カイコーからのオファーともなればまた別となる理由も想像できます。
松坂慶子の両親が彼女に依存し続けてきたのは、選ばない仕事内容からも容易にわかることですし、親が結婚相手への不満をテレビカメラの前で騒ぎ立てた…あの辺りは、まだ記憶に新しくあります。
ワイドショーのカメラが追った、彼のマンションは市内だから勿論知っています。
「まんぷく」は楽しく見ていましたが、このところ展開がなく、つまり福ちゃんの活躍シーンがないのでつまらないものとなっていますね。
たまに見る家の夫「なんで、こんな〇〇が主役なんだ?」って(笑)
確かの安藤サクラのこれまでの役どころは癖の強い、捻くれた不美人な役がほとんどでしたもの。

by hana2018 (2018-12-08 14:57) 

TBM

「まんぷく」、録画ですが、毎日見ております。
by TBM (2018-12-09 21:35) 

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