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●末尾ルコ フラグメント「『ニキータ』」 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ フラグメント「『ニキータ』」

リュック・ベッソン監督作として圧倒的人気の『レオン』だが、その人気に異論はないとしても、わたしは常に『ニキータ』がとても好きなのである。


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極限の愛、日常の愛、その言葉 2019年4月14日 [愛の景色]

憎まなくてよかったと
よく似合うショートカットの
あなたと話して
つくづく思う
そうか、
髪を伸ばしたいのだね

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●我が母、心臓バイパス手術後闘病記~23~24日目、夜訪ねてきた看護士との会話。4月10日が誕生日だった淀川長治の凄さの一つ。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後闘病記~23~24日目、夜訪ねてきた看護士との会話。4月10日が誕生日だった淀川長治の凄さの一つ。

末男ルコ「母の話、映画の話題」

4月10日(水)手術後23日目

午後7時の面会

この日の朝食は次のようなものだった。

全粥110g
・ジャガイモみそ汁 ミツバ
・卵豆腐
・煮浸し
・のり佃煮
・牛乳

朝食時間は面会時間よりずっと前で、夕食時間は面会時間に重なっているけれど、わたしは行くのは通常その時間より遅い。
ゆえに母が食事する様子は昼食時しか見ないのだけれど、実のところ家では朝と晩の2食というパターンだったので、入院中昼に最も食欲が沸かないのは致し方ないところはある。

この晩も母は鼻チューブを装着していた。
ももクロのDVDを観ていると、40から50歳の間くらいの看護士が母のスペースにやってきた。
「久しぶりやねえ。元気になった?」と声をかける。
母の方も、「久しぶり~、どうしよった?」と彼女の手を握る。
「なかなか頑張りゆうねえ。もうちょっとやきねえ」と。
なるほど、こうして困難な心臓バイパス手術後入院生活の中でも母なりの人間関係を築いているわけか。
だからロビーで会話した若い看護士が「お母さんに、元気もらってます」と言ったのもあながちお世辞ではない。
「寂しい!」と大声を出したり、転倒して頭を打ったり、突然嘔吐したり、「めまいがする」と大騒ぎを起したりと、病院スタッフにとっては厄介な患者である反面、分別臭さも説教臭さも全く感じさせない、自由な雰囲気を感じてくれているのかもしれない。
「また来てよ」と母はその看護士に手を振り、看護士も「また来るきねえ」と。
その明らかに仕事を超えたやりとりを見ながら、わたしの心に暖かいものが流れてきたのは言うまでもない。

4月11日(木)手術後24日目

午後12時30分の面会

前夜の面会時、病室のテレビの傍に入院後初めての「請求書」が来ていたのだが、細かな話になるのでこれはまた後日としよう。
この日は母のスペースは入ると眠っており、同部屋の患者たちは昼食中だ。
母のテーブルには何もないが、看護士に尋ねると、「もうお昼は終わって、下げたようです」と。
えらく速く終わったものだが、母に尋ねると「けっこう食べた」とやや怪しい答え。
わたしが1階の窓口へ請求書の件で話をしに行き、病室へ戻るとぐっすり眠っている。
廊下ですれ違った看護士に様子を尋ねると、午前中にリハビリを頑張っていたという。
(ならば)と、ゆっくり眠ってもらいながら、わたしは一旦病院から出た。
この時間、鼻チューブは装着していた。

・・・


4月10日は、淀川長治さんの誕生日だった。
わたしは彼を、昭和の偉人の一人だと思っている。
蓮實重彦が語った「文学界に一人の淀川長治がいれば」という名言にその偉大さの一端が表れている。
人間としての凄み、美意識・・・ずっと語り継ぐべき、「日本人が誇るべき日本人」の一人だ。
淀川長治の凄いところの一つは、「映画を映画だけの世界に留まらせなかった」ところだ。
彼が嫌ったのが、「自分たちだけが映画を分かっている」と思い込んでいる人たちだったこと、現在の映画ファンにもよく理解していただきたい。


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